大谷翔平の投手成績、打撃成績(2021~2023年シーズン)

2023年8月20日

総合成績

2021年シーズンは、ベーブルース以来の2桁勝利2桁本塁打という大記録にあと一歩というところまで迫りました。加えて、ローテーションを考えると、あと一回の登板が可能ではあったため、「何とかあと一試合投げて、勝てていれば」と惜しむ報道が多数ありました。しかし当の本人は、当時既に2022年シーズンを見据えており、全くその年の記録に拘っていなかったのが印象的でした。

実際、2022年シーズンは、10勝を遥かに上回る15勝を上げ、本塁打も34本と、「2桁勝利2桁本塁打」を軽々とクリアしてしまいました。シーズンを前に「最低でも2021年と同等の成績を残す。更に上を目指す。」と語っており、それを体現した形でした。

また、2022年シーズンは、既定投球回(162回)と規定打席数(502打席)の両方に到達(166回、666打席)という金字塔も成し遂げました。これはMLBでは史上初(ただし、現在の2リーグ制が始まった1902年以降)の快挙でした(※1)。

投手成績

2021年シーズン2022年シーズン2023年シーズン
(8月18日現在)
勝敗9勝2敗15勝9敗10勝5敗
防御率3.182.33
奪三振156219165
投球回130.3166.0120 2/3
大谷翔平のシーズン別投手成績

月別の成績を見てみると、2023年シーズンは、2022年シーズンとほぼ同じペースで勝ち星、奪三振数をあげています。2022年と同等の成績をあげられることが期待されます。

2021年2022年2023年
(8月18日現在)
3月試合なし試合なし0勝0敗 10奪三振
4月1勝0敗 23奪三振 2勝2敗 30奪三振4勝0敗 36奪三振
5月0勝1敗 27奪三振1勝1敗 33奪三振1勝1敗 44奪三振
6月2勝0敗 33奪三振4勝1敗 38奪三振2勝2敗 37奪三振
7月2勝0敗 17奪三振2勝2敗 44奪三振2勝2敗 29奪三振
8月3勝0敗 27奪三振2勝2敗 31奪三振1勝0敗 9奪三振
9月1勝1敗 29奪三振4勝0敗 37奪三振
10月登板なし0勝1敗 6奪三振
合計9勝2敗 156奪三振15勝9敗 219奪三振10勝5敗 165奪三振
大谷翔平の月別投手成績

打撃成績

2021年シーズン2022年シーズン2023年シーズン
(8月18日現在)
本塁打463443
打点1009589
打率.257.273.308
盗塁261117
三振189161132
四球967275
敬遠201416
打席数639666538
大谷翔平のシーズン別打撃成績

2021年シーズンは、オールスター・ゲーム前の6月にホームランを打ちまくり、「6月の大谷」という言葉が生まれました。しかし2023年シーズンは、本塁打数、打率共に2021年シーズンを上回り、相手チームからすると正に「手が付けられない」無双状態となり、「6月の大谷」を更に印象付けました。

2021年2022年2023年
(8月18日現在)
3月試合なし試合なし0本 0点 .333
4月8本 19点 .2834本 11点 .2477本 18点 .292
5月7本 21点 .2457本 21点 .2508本 20点 .243
6月13本 23点 .3096本 17点 .29815本 29点 .394
7月9本 19点 .2825本 13点 .2249本 14点 .282
8月5本 8点 .2028本 20点 .3173本 8点 .328
9月3本 9点 .2414本 12点 .313
10月1本 1点 .1250本 1点 .190
合計46本 100点 .25734本 95点 .273
大谷翔平の月別打撃成績

一打席ごとの打率の変化をグラフにすると、2023年6月の好成績が更に鮮明に見えて来ます。3年連続で「6月の大谷」を体現していることも確認できます。

参考文献:
※1:大谷翔平 規定投球回に到達 規定打席と同時は今の大リーグ初(NHK sports)

※日付はすべて現地時間です。
※MLBでの成績は BASEBALL REFERENCE を参照しました。