日本球界OB(北海道日本ハムファイターズ)が語る大谷翔平
MLBの2021年シーズンで世界を席巻する活躍を見せた大谷翔平ですが、その大谷翔平について、日本球界OBもこぞって取り上げた一年でした。たくさんの球界OBが、自身のYouTubeチャンネルやメディアを通して動画を配信しました。その中でも、北海道日本ハムファイターズでチームメイトとして大谷翔平選手を実際に見て来た方たちのものを集めてみました。
シーズンが進むに従って、大谷翔平選手のホームラン量産のペースが落ちて来る、MVP獲得が見えて来るなど、そのときどきで状況が変わって来たので、動画の配信日順に紹介して行きます。
- 2021/04/01 MLB開幕 -
2021/07/10 片岡篤史氏、岩本勉氏
片岡篤史氏:1991年に日本ハムファイターズに入団。阪神タイガースに移籍後、2006年に現役を引退した。1,436安打、164本塁打、打率.270で、ゴールデングラブ賞も3度獲得している。2010年~18年に阪神の一軍打撃コーチ、一軍ヘッドコーチを務めた。2021年オフに中日ドラゴンズの二軍監督に就任した。
岩本勉氏:1989年に日本ハムファイターズに入団した右腕投手。63勝。2006年に現役を引退した。
- 投手は普通、登板翌日は全身がバリバリになる
- 下半身が強いだけでなく、柔らかい
- ネガティブな発言、弱音がひとつも出て来ない
- 2021/07/11 MLB前半戦終了 -
4勝1敗 87奪三振
本塁打33本 盗塁12 打率 .279(201打数84安打)
- 2021/07/16 MLB後半戦スタート -
2021/08/23 黒木知宏氏
黒木知宏氏:1994年に千葉ロッテマリーンズに入団した右腕投手。2007年に引退。76勝で、最多勝利を1度、最高勝率を1度獲得している。2012年~17年は北海道日本ハムファイターズで一軍投手コーチを務めた。
- すごい活躍だが、当時の日本ハムのスタッフはそんなにびっくりしていない
- 打つことも投げることも見たことがないすごさだった
- コーチ陣の想像を遥かに超える成長の早さ。思考力、行動力の次元が違う
- まだまだ伸び代がある
- 2021/10/03 MLB閉幕 -
9勝2敗 156奪三振
本塁打46本 盗塁26 打率 .257(537打数138安打)
2021/10/10 栗山英樹氏
栗山英樹氏:1983年に東京ヤクルトスワローズに入団。俊足巧打のスイッチヒッター。1990年に現役を引退。打率.279で、外野手としてゴールデングラブ賞も1度獲得している。2011年~21年は北海道日本ハムファイターズの監督を務め、リーグ優勝2回、日本一1回を記録した。なお日本ハムがドラフトで大谷翔平を指名したのは2012年。
- やっとスタートしたという感覚。ここからどのくらい伸ばすかがすごく楽しみ。
- 5年間故障でやりたい練習ができなかった。できるようになり、自分の思った通りに体を使え始めたのだろう。
- 毎日夜10時からトレーニングに向かっていた。今の筋力では動きたい動きができないと常々言っていた。
- 50~60%の力で普通の選手を上回るから二刀流ができる。片方に専念すれば倍の成績になる。
- 野球界の大切な宝物の素材を壊してしまう可能性が本当に怖かった
- 2021/11/18 アメリカン・リーグMVP受賞 -
2021/11/24 黒木知宏氏
黒木知宏氏
- 体が元気で一年を通して出場したらとんでもない成績を残すとイメージできていた
- 50%の力でも普通の選手が太刀打ちできないくらい圧倒的な能力
- ピッチャーとしての心理、野球の脳にも長けている
- 打者としては野球を楽しんでいるように見えるが、投げるときは表情がガラッと変わる
- 高卒一年目の開幕戦、音楽に合わせてリズムを取りながら打席に入っていた
- 一年目から外野の守備もうまかった。どのポジションでもNo.1になっていた
- 体を大きくしていくのは本人。一冬越えたときの体つきの変わりようはすごかった
- 二つのポジションをどうやったらできるかという手探りに苦労した
※MLBでの成績は BASEBALL REFERENCE を参照しました。
※日本球界OBの情報はWikipediaを参照しました。
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